




“黒衣結(くろご)”──無垢な空間と心に寄り添う、美しき陰のユニフォーム
島根・出雲の地から発信される、婚約指輪・結婚指輪専門ブランド「出雲結」。
ブランド名には、「指輪を選ぶおふたりと、出雲の“地”とのご縁を結ぶきっかけになりたい」という、真摯で温かい願いが込められています。
『出雲結』が展開する空間は、ジュエリーショップという枠を超えた、まるで神聖な“場”そのもの。
店舗の内装は「無垢」というテーマのもと、徹底して島根県産の素材を用い、出雲の風土と文化を空間全体で感じられる設えとなっています。
床材の来待石や壁やカウンターには松江で採れた石材、什器や家具にいたるまで地元職人の手による一点モノを取り入れ、空間全体で“出雲”の精神を体現しています。
店内には金属やガラスといった無機質な素材は極力使用されておらず、出雲の栗の木で施された無垢材の温かみや天然素材の質感が、訪れるお客様に静けさとやすらぎをもたらします。
まさに、結婚という大切な節目を迎えるおふたりが、ゆったりと心を落ち着けられる、静謐で美しい空間です。
この特別な場所でお客様を迎えるスタッフ様の姿もまた、ブランドの一部であるべき──
そんな想いから誕生したのが、「黒衣結(くろご)jacket」です。
黒衣とは、歌舞伎や狂言の舞台において、主役を支える裏方の存在。
スタッフは指輪とお客様を引き立てる“黒衣”という考えの元に、あくまで陰に徹し、場の空気を丁寧に整えます。今回のジャケットデザインもその思想を汲み取り、華美に走ることなく、上品な存在感を放つ仕立てとしました。
黒を基調としたジャケットは、現代的なミニマルさと和の所作を融合。
ノーカラーに落ち着いたドロップショルダー、袖口にかけてほんのり広がるシルエットは、和装の面影を感じさせながらもモダンな印象に。
袖丈はやや短めに設定されており、接客動作の美しさと快適さを兼ね備えています。
素材には、昭和初期の日本で開発された「梨地織(アムンゼン生地)」を使用。マットでドレープ感のある上質な質感は、店舗空間の「無垢」な佇まいと呼応するように、スタッフの方の姿にも静謐さを与えてくれます。
シワになりにくく、肌離れがよいという機能性も兼ね備えており、長時間の接客でも快適な着心地が続きます。
ブランドロゴの刺繍にも、格式ある「紋付着物」から着想を得た“抱き紋”を採用。
左胸の少し上に施されたロゴは、あえて一般的な洋服とは異なる配置にすることで、格式と伝統、そして和の気配を宿しています。この刺繍位置も含め、すべてのディテールが「見えない想い」に支えられたデザインとなっています。
「おふたりの縁を、出雲と結ぶ。」
このブランドの使命と空間、そのすべてと自然に溶け合い、支える存在として機能する「黒衣結」。
それは単なるユニフォームではなく、ブランドそのものの一部であり、働く人の誇りを纏う装いです。
この一着が、また新たなご縁を結ぶ力になりますように──。
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